
OpenNIをHomebrewでインストール
最近、研究や仕事に使っているMBPをMacportsからHomebrewに完全移行しました。
OpenNI一式のインストールはMacだとinstall.shを叩かないといけなくて(sudoがいるし)、/usrに入ってしまうので管理しにくいなと思っていたので、Homebrewでインストールできるようにしてみました。
GitHub(https://github.com/totakke/homebrew-openni) に公開してあります。
関連ファイルは/usr/local以下にインストールされます。モジュールやライセンスの登録は手動でやらないといけないという点が少しめんどいですが、OpenNIのサイトからダウンロードして展開してinstall.sh叩いて…よりは楽かなと思います。
README.mdに使い方が書いてありますが、ここに日本語の使い方を書いていきます。
1. 準備
まず、必要なFormulaをダウンロードしてきます。 brew tap
コマンドを使います。 現在、OpenNI本体はhomebrew-scienceから提供されているので、そちらもtapします。
$ brew tap homebrew/science
$ brew tap totakke/openni
2. インストール
さて、Homebrewを使ってインストールしましょう。
2.1 OpenNI
OpenNI。
$ brew install openni
2.2 Sensor/SensorKinect
Xtion PRO LIVEを使う場合。
$ brew install sensor
もしくは、Kinectを使う場合。
$ brew install sensor-kinect
2.3 NITE
そして、NITEのインストール。
$ brew install nite
2.4 確認
これでインストールできました。サンプルを実行して動くかどうか試してみましょう。
サンプルは、
/usr/local/Cellar/openni/1.5.7.10/share/sample
/usr/local/Cellar/nite/1.5.2.21/share/sample
に入っています。
$ cd /usr/local/Cellar/openni/1.5.7.10/share/sample/Bin/x64-Release
$ ./Sample-NiSimpleViewer
のようにして、サンプルが動くことを確認しましょう。
3. アンインストール
Homebrewからアンインストール。
$ brew uninstall nite
$ brew uninstall sensor (or $ brew uninstall sensor-kinect)
$ brew uninstall openni
綺麗さっぱりアンインストールするには、次のディレクトリも削除します。
$ rm -rf /usr/local/var/lib/ni /usr/local/var/log/primesense/XnSensorServer /usr/local/etc/primesense
※インストールに失敗する場合
OpenNIのインストール時に失敗する場合は、既にインストールされているlibusb
に–universal
オプションが付いていない可能性があります。 一度libusb
をアンインストールしてから、再度OpenNIをインストールしてみてください。
$ brew uninstall libusb
$ brew install openni